
エニタイムフィットネスに通えなくなったとき、多くの人がまず「退会」を考えます。ただ、会員規約で用意されている選択肢は退会だけではありません。
一定期間だけ休む「休会」、通う店舗そのものを変える「移籍」もあります。そして手続きの締め日は、退会が当月10日まで、休会が前月10日までと1か月ずれています。ここを取り違えると、想定より1か月長く会費を払うことになります。
この記事では、3つの選択肢の違いと、手続きの前に確認しておきたい点を整理します。記載は、エニタイムフィットネス利用規約(2025年11月1日改訂版)に基づいています。
自分に合うのはどれか、先に確認する
まず、状況ごとの目安です。
| あなたの状況 | 検討する選択肢 |
|---|---|
| 今後しばらく通う予定がない | 退会 |
| ケガ・出産・長期出張などで、数か月だけ通えない | 休会 |
| 引っ越し・転勤で、別の店舗のほうが通いやすくなった | 移籍 |
| 会費の負担を減らしたいが、運動はやめたくない | 休会または移籍 |
「やめる」と決める前に、休会と移籍を検討する価値はあります。退会すると会員資格を失うため、再び通いたくなったときは入会手続きからやり直しになります。
退会・休会・移籍の違い
規約上の扱いを並べると、こうなります。
| 退会(第11条) | 休会(第10条) | 移籍(第12条) | |
|---|---|---|---|
| 会員資格 | なくなる | 続く | 続く |
| 手続きの場所 | 在籍店舗に来店 | 在籍店舗に来店 | 通知により自動の場合あり |
| 電話・メール・FAX | 受け付けられない | 受け付けられない | — |
| 締め日 | 退会したい月の10日まで | 休会したい月の前月10日まで | — |
| 費用 | 当該月の会費は全額必要 | 別に定める休会費 | 移籍後の店舗の会費 |
| 元に戻すには | 入会手続きが必要 | 期間終了後に自動で復帰 | — |
退会と休会は、どちらも在籍店舗への来店が必要です。手続きできるのは、本人または法律上の権限を確認できる代理人に限られます。電話・電子メール・ファックスによる申し出は受け付けられないと、規約に明記されています。
いちばん間違えやすいのは締め日
3つの中で、最も損につながりやすいのがここです。
退会は「当月10日まで」
退会したい月の10日までに手続きすれば、その月の末日で退会になります。11日以降になると、翌月の末日での退会扱いです。
- 3月末で辞めたい → 3月10日までに手続き
- 3月11日に手続き → 退会は4月30日(4月分の会費が発生)
休会は「前月10日まで」
休会は、休会を始めたい月の前月10日までに手続きします。11日以降になると、開始が翌々月の1日まで延びます。
- 4月から休みたい → 3月10日までに手続き
- 3月11日に手続き → 休会開始は5月1日(4月分は通常会費)
並べると1か月ずれている
同じ「10日」でも、退会は当月、休会は前月です。休会のほうが1か月早く動く必要があります。
「月末までに言えば間に合う」と考えていると、どちらも間に合いません。辞めるか休むかを考え始めた時点で、10日を過ぎていないかを先に確認してください。
退会するときに知っておきたいこと
会費は日割りになりません
退会が月の途中であっても、その月の会費は全額支払う扱いです。月初に退会しても、月末に退会しても、その月の負担は変わりません。
そのため、月の後半に「もう通わない」と決めた場合でも、次の10日までに手続きすれば、余分な1か月を避けられます。
未納があると手続きできません
会費等の一部でも未納がある場合は、退会届を提出するまでに完納する必要があります。
支払いのタイミング
会費は、在籍する月の月末までの分を、当月27日までに支払う定めです。退会手続きと引き落としのタイミングがずれることがあるため、通帳やカードの明細は手続き後も確認してください。
1年分などを前払いしている場合
長期契約で会費を前納している場合は、正規料金に換算したうえで、経過した月数を差し引いた分が返還されます。
休会という選択肢
数か月だけ通えない事情があるなら、退会せずに休会する方法があります。
休会中も費用はかかります
休会中は通常の会費ではなく、別に定める休会費を支払います。金額は店舗ごとに決められているため、在籍店舗への確認が必要です。「休会すれば無料」ではない点に注意してください。
復帰は自動です
休会届に記載した終了日を過ぎると、月単位で自動的に復帰の扱いになります。復帰の手続きは要りません。復帰した月から通常の会費に戻ります。
手続きが完了していないと休会になりません
来店して届出書を出さないと休会扱いにならず、通常の会費が発生し続けます。口頭で伝えただけになっていないか、控えを受け取ったかを確認してください。
引っ越し・転勤なら「移籍」
通う店舗が変わるだけであれば、退会する必要はありません。会員は利用開始日から、日本国内のエニタイムフィットネスを利用できます。
自動的に移籍させられる場合があります
ここは知られていない部分です。規約には、在籍している店舗より他の特定の店舗を主に利用していると判断された場合の扱いが定められています。その場合、文書または電子メール等の通知によって、自動的に移籍させられることがあります。
移籍した場合、支払うのは移籍後の店舗で定められた会費です。会費は店舗ごとに異なるため、移籍前より高くなる場合もあります。
ロッカーなどの契約は引き継がれません
移籍前の店舗で契約していたロッカー等の付随契約は、移籍後の店舗には引き継がれません。ロッカーを使っている場合は、荷物の扱いを事前に確認してください。
手続きの前に確認しておきたいこと
規約は日本国内のエニタイムフィットネスに共通して適用されますが、金額や運用は店舗ごとに定められています。来店する前に、次の点を在籍店舗へ確認しておくと手戻りがありません。
- 休会費はいくらか
- 退会・休会の手続きができる時間帯(スタッフがいる時間に限られます)
- 手続きに必要な持ち物(本人確認書類など)
- セキュリティキーを返却する必要があるか
- 代理人が手続きする場合に必要な書類
在籍店舗の連絡先は、公式サイトの店舗検索から調べられます。制度についての公式の案内はエニタイムフィットネス公式サイトとよくあるご質問にまとまっています。
よくある疑問
電話やメールで退会できませんか
できません。規約で、電話・電子メール・ファックス等による申し出は受け付けられないと明記されています。本人または法律上の権限を確認できる代理人が、在籍店舗に来店する必要があります。
月の途中で退会したら、会費は日割りになりますか
なりません。退会が月の途中であっても、その月の会費は全額支払う定めです。
退会したあと、また入り直せますか
自己都合による退会であれば、改めて入会手続きをすることで再び会員になれます。ただし規約違反による強制退会の場合は、その後エニタイムフィットネスへ入会できない扱いになります。
休会と退会、迷ったらどちらがよいですか
通わない期間の見通しで判断します。数か月で戻る見込みがあるなら休会、当面その予定がないなら退会が目安です。休会費と通常会費の差額を店舗で確認したうえで、休会費を払い続けるより一度退会したほうが負担が軽いかを比べてください。
まとめ:判断を分けるのは締め日
エニタイムフィットネスを辞めたいと感じたときは、退会だけでなく休会と移籍も選択肢に入ります。判断で最も影響が大きいのは締め日です。
- 退会したい月の10日までに手続きすれば、その月末で退会できる
- 休会は、休みたい月の前月10日までに手続きが必要
- 手続きはいずれも在籍店舗への来店が必要で、電話やメールでは受け付けられない
- 退会しても会費は日割りにならない
- 引っ越しなら移籍という方法があるが、会費が上がる場合がある
まずは在籍店舗に、休会費の金額と、手続きができる時間帯を確認してください。それが分かれば、10日という期限に間に合わせる形で判断できます。
※本記事は、エニタイムフィットネス利用規約(2025年11月1日改訂版)および公式サイトの内容をもとに、2026年7月27日時点で確認して作成しています。
※会費・休会費・手続きの受付時間などは店舗によって異なり、変更される場合があります。最新かつ正確な内容は、在籍店舗または公式サイトでご確認ください。
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