エニタイムの会費は上がる?規約と店舗の掲示は内容が違います

会員規約と店舗のお知らせを並べ、書かれている内容が違うことをノットイコール記号で示したイラスト
会員規約と店舗のお知らせを並べ、書かれている内容が違うことを示したイラスト

会費が上がると聞いて、自分の引き落とし額はどうなるのかを確かめたい方へ。

先に答えを書きます。会員規約には「店舗は会費を改定できる」としか書かれていません。ところが実際に出ている店舗のお知らせを読むと、既存の会員は据え置き、新しく入る人から新しい会費という書き方になっています。

規約と掲示で、書いてあることが違います。

ただし据え置きは、3つのケースで失われます。ここがこの記事の本題です。

記載は、エニタイムフィットネス利用規約(2025年11月1日改訂版)と、2026年8月18日時点で確認した公式サイト・公式の店舗ページに基づいています。

目次

規約が定めているのは「上げられる」ということだけです

会費は加盟店が定めます

規約第5条には、会費等は加盟店が定めると書かれています。金額そのものは規約からは分かりません。店舗ごとに違うのはこのためです。

月会費の全体像はエニタイムフィットネスの料金にまとめています。

告知は「初回引落日の2週間前まで」

会費を改定する場合、改定後の料金の初回引落日の2週間前までに会員へ告知すると規約に定められています。

逆に言えば、2週間前に知らされれば規約上は足りているということです。半年前に予告される決まりにはなっていません。

通知は「発送した時点」で効力を持ちます

ここは見落とされやすいところです。店舗からの通知は、届け出のあった住所やメールアドレス宛てに行われ、発送した時点で効力を持つとされています。

届かなかった場合でも、告知はされたことになります。引っ越しやメールアドレスの変更があったら、届け出を忘れないでください。手続きはエニタイムフィットネスの店舗変更にまとめています。

実際の店舗のお知らせには、違うことが書かれています

8店舗を開いて、掲示があったのは4店舗

公式の店舗ページを8つ開いて、「会費改定のお知らせ」が掲示されているかを確認しました(2026年8月18日)。掲示があったのは4店舗です。

4店舗すべてが「既存会員は据え置き」と書いていました

改定日旧月会費(税込)新月会費(税込)上げ幅
2026年7月1日7,678円8,140円+462円
2025年11月1日7,480円7,700円+220円
2024年11月1日7,480円7,678円+198円
2024年11月1日7,480円7,678円+198円

※4件のみのため、これは相場ではありません。店舗名は記載していません。

上げ幅は198円から462円でした。そして4店舗とも、既存会員の扱いについて同じ趣旨のことが書かれていました。

現在所属中の会員様は、退会されない限り現行会費のままご利用いただけます

別の店舗では「改定日の前日時点で当店所属の会員様は現在の月会費のままでご利用いただけます」という書き方でした。表現は違いますが、意味は同じです。

規約を読むと会費が上がりそうに読めますが、実際に運用されているのは「新規入会者から」という形でした。

ただし「全店でこうなる」とは言えません

確認できたのは4店舗だけです。エニタイムフィットネスは全国に多数の店舗があり、4件から全体を語ることはできません。

そして規約上は、店舗が会費を改定できると定められたままです。据え置きは規約で保証されたものではなく、各店舗がそう案内している、という状態です。ここは分けて理解してください。

据え置きを失う3つのケース

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。据え置きは「いま所属している店舗に、所属し続けている」ことが前提です。

ケース何が起きるか自分の意思か
① 退会して入り直す再入会時の会費が適用される自分で決めたこと
② 移籍する移籍後の店舗の会費になる自分で決めたこと
③ 自動的に移籍させられる移籍後の店舗の会費になる自分では決めていない

① 退会して入り直す

掲示のあった店舗には、こう明記されていました。

一度退会、または他店舗へ移籍後に再度所属となった場合は、新月会費が適用となりますのでご注意ください

「しばらく行かないから一度辞めて、また入ろう」は、据え置きを手放す行為になります。通えない期間があるだけなら、休会という制度もあります。

② 移籍する

規約では、移籍後は移籍後の所属クラブで定められた会費を支払うとされています。そして移籍前より高額になる場合もあると明記されています。

引っ越しなどで店舗を移すときは、移籍先の会費を先に確認してください。

③ 他店舗ばかり使って、自動的に移籍させられる

これが3つのなかで唯一、自分では決めていないものです。公式のよくあるご質問に、次の回答があります。

所属クラブより他の特定のクラブを主に利用していると所定の基準に基づき判断された場合は、文書での通知をもって所属店舗が自動的に変更になります

手続きは不要で、通知だけで所属が変わります。そして移籍後の店舗の会費を支払うことになります。

他店舗利用そのものは会員の権利です。仕組みはエニタイムフィットネスの他店舗利用にまとめています。

「安い店舗に入って高い店舗を使う」は公式が否定しています

この③の回答は、「月会費の安い店舗に入会して、月会費の高い店舗を継続利用してよいのですか?」という質問への公式の答えです。

つまり値上げの回避策として語られがちなこの方法は、公式に名指しで否定されています。安い店舗に籍を置いても、主に使っている店舗へ自動的に移されます。

1年通って分かった、公式サイトに書かれていないこと

改定の掲示は、改定が済むと消えます

調べていて気づいたことです。過去に改定を告知していた店舗のページを開いても、掲示はもう残っていませんでした。今回、2店舗でこの状態を確認しています。

掲載されているのは改定後の金額だけで、いつ・いくら上がったのかは後から追えません。気になるなら、いま出ている掲示を保存しておくことになります。

私は改定のお知らせを受け取った覚えがありません

1年通っていますが、会費改定のお知らせを店舗の掲示やメールで見た覚えはありません。

ただしこれは「自分の店舗が改定していない」ことの証明にはなりません。既存会員が据え置きなら、引き落とし額は変わらず、こちらは気づかないためです。

上げ幅は、値上げとしては小さいほうでした

確認できた4件は198円から462円で、率にすると2.6%から6.0%です。一度に千円単位で上がる例は、今回の範囲では見つかりませんでした。

ただしこれも4件の話です。今後どうなるかは分かりません。

値上げのお知らせを見たら、確認する順番

  1. その掲示が「既存会員も対象」か「新規入会者から」かを読む。ここで大半が決まります
  2. 既存会員も対象なら、改定後の金額と、最初の引き落とし日を確認する
  3. 金額を見て続けるか決める。辞めるなら締め日までに手続きが要ります
  4. 他店舗のほうが安くても、移籍すると移籍先の会費になります。先に金額を聞く

退会の締め日は月の途中にあり、過ぎると1か月ずれます。手順はエニタイムフィットネスの退会方法にまとめています。

会費とは別に、使うたびに払う設備もあります。エニタイムのタンニングは、確認した1店舗で7分600円でした。

この記事で答えられないこと

先に書いておきます。調べても分からなかったことが2つあります。

  • 休会中に改定されたら、復帰後はどちらの会費になるのか。規約にも公式のよくあるご質問にも記載が見当たりませんでした。在籍店舗へご確認ください
  • 今後値上げがあるかどうか。予測は書きません

気にしなくていい人・確認したほうがいい人

いまは気にしなくていい人確認したほうがいい人
いまの店舗に通い続けるつもりの人退会と再入会を考えている人
掲示に「新規入会者から」と書いてある人引っ越しで店舗を移す予定の人
これから入る人(新しい会費が最初から適用される)在籍店舗より他店舗のほうを多く使っている人
休会を予定している人

よくある質問

会費が上がると言われました。断れますか

規約上、会費は加盟店が定めるものとされています。断るという手続きは用意されていません。金額を受け入れて続けるか、退会するかの判断になります。

値上げが理由で辞めたい場合、いつまでに手続きすればいいですか

退会には締め日があり、過ぎると翌月分まで支払うことになります。改定の告知は初回引落日の2週間前までに行われるため、締め日に間に合わないこともあります。気づいたらすぐ日付を確認してください。

安い店舗に移れば会費を下げられますか

移籍すれば移籍先の会費になるため、下がることはあります。ただし移籍は据え置きを失う行為でもあります。また、籍だけ安い店舗に置いて別の店舗を主に使うことは、公式に否定されています。

休会中に値上げされたらどうなりますか

規約にも公式のよくあるご質問にも記載が見当たりませんでした。休会を予定しているなら、在籍店舗へご確認ください。

値上げの告知が届きませんでした。支払わなくてよいですか

規約では、通知は届け出のあった住所やメールアドレス宛てに行われ、発送した時点で効力を持つとされています。届かなかった場合の免除は定められていません。連絡先の届け出は最新にしておいてください。

すでに払った会費は、値上げが取り消されたら戻りますか

規約では、一旦支払った会費等は規約に定めがある場合を除き返還しないとされています。

まとめ:据え置きは「動かないこと」で保たれています

  • 規約は「店舗が会費を改定できる」としか定めていない。金額は加盟店が決める
  • 告知は改定料金の初回引落日の2週間前まで。通知は発送した時点で効力を持つ
  • 確認できた4店舗の掲示は、いずれも「既存会員は据え置き、新規入会者から新料金」
  • ただし4店舗のみ。規約上は改定できると定められたまま
  • 据え置きを失うのは①退会して再入会 ②移籍 ③自動的な移籍の3つ
  • 安い店舗に籍を置いて高い店舗を使う方法は、公式が否定している

いま通っている店舗にそのまま通い続けるなら、多くの場合、すぐに動く必要はありません。掲示を見たら、まず「既存会員も対象か」の1行を読んでください。

※本記事は、エニタイムフィットネス利用規約(2025年11月1日改訂版)および公式サイト・公式の店舗ページをもとに、2026年8月18日時点で確認して作成しています。店舗ページの調査は全国8店舗を対象とし、うち会費改定の掲示があった4店舗の内容を掲載しました。店舗名は記載していません。
会費・改定の有無・既存会員の扱いは店舗によって異なり、変更される場合があります。最新かつ正確な内容は、在籍店舗または公式サイトでご確認ください。
※当サイトは株式会社Fast Fitness Japan およびエニタイムフィットネスとは関係のない、個人運営の非公式サイトです。当サイトについては運営者情報をご覧ください。

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