
入会のときに規約を渡されますが、最後まで読む人は多くないと思います。
ただ、禁止行為の中には知らないとうっかり触れてしまうものが混ざっています。「他の会員にフォームを教える」もその1つです。
ここでは、会員規約で禁止されていることを一覧にして、違反したときにどうなるかまでまとめました。
記載は会員規約(2025年11月1日改訂版)に基づいています。細かい運用は店舗によって異なりますので、判断に迷う場合は利用予定の店舗へご確認ください。
禁止行為は、規約の第8条にまとまっています
数が多いので、4つのグループに分けます。
| グループ | 禁止されていること |
|---|---|
| 安全 | 危険物の持ち込み/物を投げる・壊すなどの危険行為/動物の持ち込み(補助犬を除く) |
| 他の会員 | 他人の所持品に触れる/他の会員やビジターへのパーソナルトレーニング/待ち伏せ・後をつける・みだりに話しかける/大声・暴力・威嚇・迷惑行為/窃盗・盗撮その他の犯罪行為/他の会員の施設利用を妨げる行為 |
| 館内の秩序 | 物品販売・営業行為・金銭貸借・勧誘・政治活動・署名活動/未承認者の同伴/酒気帯びでの入館/喫煙(電子タバコを含む)/食事や睡眠など、トレーニング以外の目的での長時間滞在/秩序を乱す行為 |
| 身なり | タトゥーの露出/上半身または下半身が裸、裸足、下着のみ/他の会員を傷つける可能性のある衣服・履物・装飾品/ヒールが高い、または滑りやすい履物 |
並べてみると、ほとんどは「言われなくても分かること」です。問題は、そうでないものが混ざっている点です。
うっかり触れやすい4つ
タトゥーの露出は、敷地全体が対象です
規約では、タトゥーの露出が禁止行為に挙げられています。見落とされやすいのは範囲です。
トレーニングエリアの中だけでなく、駐車場や駐輪場を含む敷地全体が対象とされています。車から降りた時点で、隠せる服装になっている必要があります。
該当する場合は、着替えのタイミングを含めて考えてください。服装の決まりはエニタイムの服装でNGなものにまとめています。
他の会員に教えるのも禁止です
これがいちばん知られていないと思います。規約は「他の会員やビジターへのパーソナルトレーニング」を禁止行為としています。
親切のつもりでフォームを直してあげる、というのも当てはまり得ます。逆に、知らない人からいきなり教えられる筋合いもない、ということです。
使い方が分からないときは、会員どうしで解決せずスタッフに聞くのが筋です。
酒気を帯びての入館は禁止です
飲み会のあとに寄る、という使い方はできません。24時間営業なので、つい可能に思えてしまう部分です。
喫煙も、電子タバコを含めて禁止と明記されています。
トレーニング以外の目的での長時間滞在も対象です
規約には「食事や睡眠など、トレーニング以外の目的での長時間滞在」が禁止行為として挙げられています。
24時間いられる場所ではありますが、居場所として使うことは想定されていません。休憩そのものが禁止という意味ではなく、目的の話だと読めます。
他の会員に関するもの
ここは、自分が守る側にも、守られる側にもなります。
待ち伏せ・後をつける・みだりに話しかける
この3つは規約に明記されています。「感じが悪い」ではなく、規約違反として扱われる行為だということです。
困ったときに「気にしすぎかもしれない」と我慢する必要はありません。条文があるので、店舗に伝える根拠になります(エニタイムの女性利用)。
他人の所持品に触れる・盗撮・窃盗
いずれも禁止行為です。ただし、盗難や紛失が起きたときの責任は別の話になります。
規約では、故意または重過失による場合を除いて会社側は責任を負わないと定められています。備わっている防犯設備と、自己責任になる範囲はエニタイムの防犯で整理しています。
2025年の改訂で、カスタマーハラスメントが加わりました
あまり知られていませんが、2025年の改訂で禁止行為に追加された項目があります。
スタッフへの過剰な要求が対象です
従業員や関係者に対して、社会通念上相当な範囲を超える対応を求めることが禁止されました。
挙げられているのは、身体的な攻撃、精神的な攻撃、威圧的な言動、継続的・執拗な言動、拘束的な行動、差別的・性的な言動、従業員個人への攻撃、不合理・過剰なサービスの要求、正当な理由のない金銭補償や謝罪の要求です。
SNSへの投稿も含まれています
項目の中に「SNS投稿による信用毀損」が入っています。
店舗やスタッフへの不満をそのまま投稿する前に、まず店舗に伝えるほうが筋道として正しいということになります。
当サイトのように公開の場でエニタイムについて書く立場としても、ここは意識しておくべき条文だと考えています。
違反するとどうなるか
入館禁止・退場の対象になります
規約の第9条に、入館禁止や退場の対象となる場合が定められています。規約違反のほか、体調不良や薬物の使用、著しく不潔な身体や服装も挙げられています。
また、セキュリティキーを持たずに承諾なく入館すること、会員以外を入館させることも対象です。
入館禁止のあいだも、会費はかかります
見落とされやすい点です。規約には入館禁止中も会費を支払う必要があると定められています。
ちなみに、会費を2か月滞納した場合も入館禁止の対象です。入れない原因の切り分けはエニタイムに入館できないときにまとめています。
いちばん重いのは強制退会です
強制退会になると、その時点で全国のエニタイムを使えなくなります。前払いした分は返ってきません。
そして将来にわたって、期間の定めなく、すべてのエニタイムに入会できなくなると定められています。
セキュリティキーを人に貸すと、これに該当します(エニタイムのセキュリティキーとは)。軽い気持ちで貸す話ではありません。
1年通って、注意されている人を見たことはありません
ここは正直に書きます。服装について注意を受けている人を、私は見たことがありません。
ただし、これは私が館内にいた時間の範囲の話です。禁止行為の多くは、人目につく場所で起きるとは限りません。「見なかったから起きていない」とは言えません。
それから、私は注意を受けたことも、誰かの行為を店舗に相談したこともありません。そのときの店舗の対応がどうなるかは書けません。
実感としては、規約を読んで身構えるほど、ぴりぴりした場所ではありません。ほとんどの項目は、普通に使っていれば触れません。
よくある質問
タトゥーがあると入会できませんか
規約が禁止しているのは「露出」です。隠せる服装であれば規約上の禁止行為には当たりません。ただし範囲は駐車場や駐輪場を含む敷地全体です。判断に迷う場合は店舗に確認してください。
友人にトレーニングを教えるのはだめですか
規約は他の会員やビジターへのパーソナルトレーニングを禁止行為としています。相手が友人かどうかは書かれていません。館内での指導は避け、使い方はスタッフに聞いてください。
迷惑な人がいたら、どうすればいいですか
店舗に伝えてください。待ち伏せ・後をつける・みだりに話しかける・盗撮は、規約に禁止行為として明記されています。違反者は入館禁止や退場の対象になると定められています。
仮眠を取るのは禁止ですか
規約が挙げているのは「食事や睡眠など、トレーニング以外の目的での長時間滞在」です。トレーニングの合間に休むことまで禁止しているとは読めませんが、判断は店舗によります。
まとめ
- 禁止行為は安全・他の会員・館内の秩序・身なりの4グループに分けられる
- タトゥーの露出は駐車場や駐輪場を含む敷地全体が対象
- 他の会員に教えることも禁止。使い方はスタッフに聞く
- 酒気帯びでの入館と、電子タバコを含む喫煙は禁止
- 2025年の改訂でカスタマーハラスメントが追加。SNS投稿による信用毀損も含む
- 違反は入館禁止・退場の対象。入館禁止中も会費はかかる
- いちばん重いのは強制退会。将来にわたり全店に入会できなくなる
全部を覚える必要はありません。「他の会員に教えない」「タトゥーは敷地に入る前から隠す」「飲んだら行かない」の3つだけ頭に入れておけば、まず触れません。
※この記事は会員規約(2025年11月1日改訂版)の記載に基づいています。規約は改訂されることがあり、細かい運用は店舗によって異なります。最新の内容と個別の判断は、利用予定の店舗へご確認ください。
※実感として書いた部分は、当サイト運営者が1つの店舗に1年通った範囲の内容です。
