エニタイムの防犯|備わっているものと、自己責任になるもの

「エニタイムの防犯|備わっているものと、自己責任になるもの」の記事アイキャッチ画像。天井の防犯カメラと入退館ゲート

24時間使えるジムには、スタッフがいない時間があります。そこで一人になることに不安を感じる方は多いと思います。

この記事では「安全か、危険か」という書き方をしません。そのかわり、何が備わっていて、何が自己責任になるのかを分けて整理します。判断できるのは、その線引きが見えたあとだと思うからです。

公式サイトは防犯設備を具体的に公表しています。一方で会員規約には、紛失や盗難について責任を負わないという条文があります。この両方を書きます。

目次

公式が公表している3つの備え

公式サイトの安全に関するページに、次の記載があります(2026年8月3日確認)。

① 会員以外は入れません

世界共通の専用セキュリティキーで解錠します。会員以外は入れません

入館できるのは、キーまたはスマートフォンを持った会員だけです。誰でも入れる場所ではない、という前提がここにあります。

そのためキーの貸し借りは規約で強制退会の対象とされています。詳しくはエニタイムのセキュリティキーとはにまとめています。

② 全店に、約20台の防犯カメラ

公式サイトは「館内を監視する約20台の防犯カメラ」が全店にあると書いています。監視カメラという呼び方をすることもありますが、指しているものは同じです。

台数が具体的に示されている点は、押さえておく価値があります。「防犯カメラあり」とだけ書かれているのとは、意味が違います。

③ 全店に、緊急呼び出しボタンとAED

公式サイトは「緊急呼び出しボタン、AEDが全店に設置」としています。

スタッフがいない時間に体調を崩した場合でも、助けを呼ぶ手段が用意されているという意味です。

1年通って分かった、公式サイトに書かれていないこと

カメラは目につきません。天井を見て初めて気づきます

普通に通っているとき、カメラを意識することはありません。ところが天井を見上げると、あちこちに付いています。

見張られている圧を感じさせない配置になっている、という言い方が近いと思います。

ロッカーの周辺に、カメラが集まっています

荷物を置く場所の近くに、多めに配置されています。置き引きが起こりやすい場所を分かったうえでの配置だと感じました。

入会時に、カメラとAEDの場所を教えてもらえます

ここがいちばんお伝えしたい点です。

私が入会したときは、手続きの案内のなかで防犯カメラの位置とAEDの場所を教えてもらえました。こちらから質問したわけではありません。

不安があるなら自分から聞くしかない、と思っている方が多いと思います。実際には向こうから説明してくれます。もし説明がなければ、そこで聞けば済みます。

AEDは、必ず通る場所にあります

奥まった場所ではなく、通るたびに自然と目に入る位置に置かれていました。いざというときに探し回らずに済みます。

非常ボタンは、2つ同時に押さないと作動しません

ここは掲示を読んで初めて知りました。利用している店舗に、非常通報システムの案内が出ています。

その店舗の非常ボタンは、首から下げるペンダント式でした。そして赤いボタンを2つ同時に押さないと作動しないと書かれています。片方だけでは動きません。

押すと動作表示灯が点滅し、警報が警備会社へ送られて、警備員が駆けつけるという流れです。電話ができる状況なら、監視センターへ電話するよう案内されていました。

あわせて、2つの注意書きがありました。

  • 使用後は所定の位置に戻す。持ち帰ると異常警報が出て、警備員が来ます
  • 生活防水だが、水につけない。首から下げたままシャワーを浴びない

緊急時に「押したのに動かない」となるのがいちばん困ります。自分の店舗の非常ボタンがどの形式で、どう押すのか、落ち着いているうちに一度見ておいてください。

※これは利用している1店舗の掲示で確認した内容です。エニタイムフィットネスはフランチャイズのため、非常通報の仕組みが全店舗同じかどうかは確認できていません。

盗難に遭ったことはありません

1年通ってきて、盗難の被害に遭ったことはありません。不安を感じた場面もありませんでした。

ただし、これは私が通っている店舗での話です。立地も利用者層も店舗によって違うため、そのまま当てはめることはできません。「エニタイムは安全です」と一般化するつもりはありません。

迷惑行為は、規約で明確に禁止されています

設備の話とは別に、知っておくと役に立つ条文があります。

会員規約(2025年11月1日改訂版)の第8条には、禁止行為が並んでいます。そのなかに次のものが含まれています。

  • 待ち伏せ・後をつける・みだりに話しかける
  • 窃盗・盗撮その他の犯罪行為
  • 大声・暴力・威嚇・迷惑行為
  • 他の会員の施設利用を妨げる行為
  • 酒気帯びでの入館

「待ち伏せ・後をつける・みだりに話しかける」が名指しで挙げられている点は、知っておく価値があります。

しつこく話しかけられて困ったとき、それは気のせいでも、我慢すべきことでもありません。規約で禁止されている行為です。店舗に伝えてかまいません。ほかにどんな行為が禁止されているかはエニタイムの館内ルールにまとめています。

そして規約の第9条では、規約に違反した会員は入館禁止や退場の対象になると定められています。伝えた先に、対応する仕組みがあるということです。

記録は残っています

入会時に渡される個人情報の取り扱いに関する書面には、店舗が保有する情報が列挙されています。そのなかに次の2つがあります。

  • 入退館履歴
  • 施設内のセキュリティカメラ映像

誰がいつ入ったかと、館内の映像が記録されているということです。何かあったときに、確認できる材料が残っています。

ただし映像の保存期間や、見せてもらえるかどうかまでは公表されていません。必要になったときは店舗へご相談ください。

ただし規約は「責任を負わない」と定めています

ここは正直に書いておきます。

会員規約の第20条では、クラブ内で発生した紛失・盗難・傷害その他の事故について、故意または重過失による場合を除き、本部および加盟店は一切の責任を負わないと定められています。

設備が備わっていることと、何かあったときに補償されることは別です。カメラが約20台あっても、盗まれたものが必ず戻るわけではありません。

これは不安を煽るために書いているのではありません。この前提を知っていれば、持ち込むものを自分で調整できるからです。

自衛としてできること

  • 貴重品を減らす。持っていくものが少ないほど、失うものも少なくなります
  • 貴重品を手元に置く。私は小さめのカゴに入れて、マシンを移動するたびに一緒に動かしています
  • 初日に、緊急呼び出しボタンとAEDの場所を確認する。入会時に案内がなければ聞いてください
  • スタッフのいる時間を把握しておく。相談したいことがあるときに動けます

持ち物の考え方はエニタイムフィットネスの持ち物に、スタッフのいる時間についてはエニタイムのスタッフアワーとはにまとめています。

人の少ない時間を避けたい場合は、公式アプリで店舗の混雑を確認できます。エニタイムは何時が空いている?で扱っています。

向いている人/慎重に考えたほうがいい人

向いている人慎重に考えたほうがいい人
貴重品を少なくして通える仕事帰りで荷物が多くなる
スタッフのいる時間にも来られるスタッフ不在の時間しか通えない
一人で過ごすことが苦にならない人がいない空間そのものが不安
見学して雰囲気を確かめられる確かめずに決めようとしている

右側に当てはまる場合、まず見学に行ってください。カメラの位置、AEDの場所、入口の見通し、周りの明るさは、実際に立ってみないと分かりません。

よくある質問

スタッフがいない時間に体調を崩したらどうなりますか

緊急呼び出しボタンが全店に設置されています。AEDも全店にあります。設置場所は入会時に案内されることが多いので、初日に確認しておいてください。

盗難に遭ったら補償されますか

規約上は、故意または重過失による場合を除き責任を負わないと定められています。補償を前提にせず、貴重品を減らすほうが確実です。

しつこく話しかけてくる人がいます

規約の禁止行為です。「待ち伏せ・後をつける・みだりに話しかける」が明記されています。我慢せず店舗に伝えてください。違反者は入館禁止や退場の対象になると定められています。

女性専用のエリアはありますか

店舗によって異なります。公式サイトの安全に関するページには記載がないため、利用予定の店舗へご確認ください。見学の際に一緒に確認しておくと確実です。

まとめ

備わっているもの自己責任になるもの
会員以外は入れない入館管理紛失・盗難・傷害
(故意・重過失を除き免責)
全店に約20台の防犯カメラ
全店に緊急呼び出しボタンとAED
入退館履歴とカメラ映像の記録映像の保存期間・開示可否は非公表
迷惑行為を禁じる規約と、退場の定め気づいて伝えるのは自分

備えは具体的に用意されています。そのうえで、責任の線引きははっきりしています。この両方を知ったうえで決めるのが、いちばん後悔が少ないと思います。

この記事の公式情報は2026年8月3日時点で確認したものです。設備や運用は変更されることがあり、また店舗によって異なります。最終的には利用予定の店舗へご確認ください。

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